|
Zetaという組織/会社 (ったって大したものではない . . . ってことわるほど大したものではない . . . レギュラー・メンバーは私一人しかいないわけだし . . . ) を作った一つのきっかけは、やはりMacだ。それにインターネット。 私は元来出かけるのが嫌いで、団体行動はもっと嫌いで、一人で部屋でむにゃむにゃ過ごしているのが一番、というような人間だ。その私がこういうことを始める気になったのは、お気楽なのにスーパーなMac、それにインターネットのおかげだとしか言いようがない。出かけないでも色々できるのは良い。いや、ほんと。私自身も含めた色々な人間が起こす訳のわからん行動や訳のわからん呟きを世の人々にも伝えたいなあ、と思うようになったことも大きな理由だな。 友だちと飲みながら「今日、伊東のやろうがさあ、これこれしかじかでさああ、がはは」なんてさ。それに、生徒が「こんな曲書いたんです、聞いて下さい」って持ってきたテープが妙にかっこ良かったりすることも、たまにはある。当然、みんなに聞かせてやりたいな、などと思うわけだ。 Eric Kraftに出会ったことも、この気持ちを大きく後押ししてくれた。彼の作品とばったり出合えたのも、その後、彼とダイレクトにコンタクトが取れたのも、全てインターネットのおかげだ。ああ、こんなに面白い本を日本語でも読めるようにできればな、と思ったら、あれこれやっているうちに、実現してしまった。勿論、その逆だってありえるわけだ、と思うようになったのは当然の成り行きだろ? そう、世界中の人々に、私(たち)の作品とばったり出合わせてあげたいんだってこと。 むかし、杉山淳一という人が言っていた、「誰もが普通に生きているだけで芸術家なんだ」って。彼の発言に100パーセント同意するわけではないが、インターネットという、本質的には無料で利用できる空間が、誰もが自由に世界に向かって芸術活動を行うことを可能にしてくれたのは確かだ。しかも、そこはあまりにも未開発な状態なのである。言い換えれば、まだまだ進化していく可能性がある、ということだ。1995年の初頭に、インターネットの荒波に乗り出したとき(世間ではNet-Surfingなんて言っていたが、当時のスピードではNet-Snakingって感じだったな) から、今日に至るまでの進化の速度は私の予測をはるかに超えている。まだまだこの先何が起こるのかわからない。 結局、Zetaで何をしたいのかっていうと、好き勝手に好き勝手なことを世界に向けて発信していくってことかな。「何だよ、それだったら今までと変わんないじゃん」そうなんだけど、少し気分がちがうのさ。
|